新型インカムとして注目を集めているB+COM 7X EVOと、デイトナのRESO PILOT PRO。
どちらも「メッシュ通信」と「ネットワーク通信を活用した接続」を打ち出しており、今かなり気になる存在です。
ただ、今回の2機種は単純にスペック表だけで比べると判断を間違えやすいと感じています。
特にB+COM 7X EVOは、従来のB+COMシリーズとまったく同じ感覚で考えない方がいい部分があります。
新型だから7X EVOが良い、価格が安いからRESO PILOT PROが良い、という単純な話ではありません。
大事なのは、今どのインカムを使っているのか、誰とつなぐのか、ソロ中心かグループ中心か、そこを踏まえて判断することです。
この記事では、B+COM 7X EVOとRESO PILOT PROを、単なるスペック比較ではなく「今待つならどちらが合うのか」という視点で整理します。
すでにB+COMを使っている人が買い替えて大丈夫か、発売直後に飛びつくべきか、そのあたりまで含めてわかりやすくまとめました。
結論|今待つならどっち?
結論から言うと、今すでにB+COMを使っている人が多いグループなら、7X EVOは魅力的でも慎重に判断したいモデルです。
理由はシンプルで、7X EVOが採用するB+FLEX通信と、従来機のB+LINK通信は別方式だからです。
旧モデルと接続自体はできますが、これまでとまったく同じ感覚でそのまま混ざれるわけではありません。
ここを見落として「新型だから安心」と考えると、あとから想定と違うと感じる可能性があります。
一方で、これから新しくインカム環境を作る人や、今後の拡張性を重視したい人には7X EVOはかなり魅力があります。
プライベートチャンネルで最大20人、オープンモードは人数無制限、さらにONLINEを組み合わせる方向性は、今後のB+COMの中心になっていく可能性が高いです。
逆に、価格差も重視したい人、発売後の評判を見てから決めたい人、他社接続や汎用性を広く見たい人は、RESO PILOT PRO待ちも十分ありです。
価格は48,400円で、最大30人、1対1では2,000m、ネットワーク通信距離は無制限という打ち出し方をしており、数字面ではかなり魅力があります。
まず確認|この記事が向いている人
この記事は、B+COM 7X EVOのスペックを細かく知りたい人よりも、今の自分にどちらが合うのか判断したい人向けです。
たとえば、今B+COMを使っていて買い替えを考えている人。
仲間との接続を前提にインカムを選びたい人。
新型が気になるけれど、発売直後に飛びついて後悔したくない人。
価格差も含めて冷静に比較したい人。
そういう人には、今回のテーマはかなり相性が良いと思います。
逆に、7X EVOの音質やデザイン、装着感などを単体で詳しく見たい場合は、別で7X EVOの個別記事を読んだ方がわかりやすいはずです。
B+COM 7X EVOとRESO PILOT PROの違いをざっくり比較
まず大きな違いをざっくり整理すると、7X EVOはB+COMの次世代機としての完成度と将来性が魅力で、RESO PILOT PROは価格と機能のバランス、そして新規参入モデルとしてのインパクトが強い印象です。
細かいスペックや接続仕様まで見ていく前に、まずは全体像を表で整理しておきます。
| 項目 | B+COM 7X EVO | RESO PILOT PRO |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2026年3月27日 | 2026年6月予定 |
| 価格 | 59,400円(税込) | 48,400円(税込) |
| 通信の考え方 | B+FLEX(MESH/ONLINE) | DuoSync(メッシュ/Wi-Fi自動切替) |
| 最大人数 | プライベート最大20人 / オープン人数無制限 | 最大30人 |
| 通信距離の考え方 | ONLINEで距離制限を補う | 1対1で2,000m / ネットワーク通信は無制限 |
| 旧機種との扱い | B+LINK機とはユニバーサル接続 | 他社接続対応 |
| バッテリー | 最大14時間 | 5分充電で2時間稼働 |
| 防水 | IP67相当 | IP67 |
表だけでも違いは見えてきますが、今回いちばん大事なのはスペック表だけで判断しないことです。
次の章では、特に既存B+COMユーザーが気になりやすい接続面を中心に見ていきます。
いちばん大事|7X EVOは既存B+COMユーザーでも買いやすいのか
ここが今回の記事でいちばん重要なポイントです。
7X EVOはB+COMの新しいフラッグシップとしてかなり魅力的ですが、今までのB+COMユーザーほど、先に接続面を確認しておいた方がいいモデルでもあります。
公式でも案内されている通り、7X EVOのB+FLEX通信と、SB6X・SB6XR・ONE・SX1などのB+LINK通信は別方式です。
そのため、従来モデルとはユニバーサル接続を使う形になります。
しかも公式は、1対1ではユニバーサル接続で問題ない、B+LINKの中には入れない、B+FLEXとユニバーサル接続の混在は可能と明記しています。
ここはかなり重要です。
つまり、ソロや2人で使う人なら、そこまで大きな問題にならない可能性があります。
一方で、従来のB+COMグループで複数人通話をしてきた人ほど、「買い替えたら全部そのまま快適になる」というイメージでは見ない方が安全です。
ここをやや厳しめに言うなら、7X EVOは新型だから誰にでも即おすすめ、というタイプの製品ではありません。
むしろ、既存B+COMユーザーほど「今誰とどうつないでいるか」を先に確認すべきモデルです。
7X EVOが向いている人
7X EVOが向いているのは、まずこれから新しくグループを作る人です。
最初から7X EVO同士で揃える前提なら、B+FLEXの考え方をそのまま使いやすく、新世代機としての良さが出やすいと思います。
次に、今後の拡張性を重視する人にも向いています。
近距離ではMESH、距離が離れたときはONLINEで補うという方向性は、従来の「通信距離で切れるのが当たり前」という感覚から一歩進んでいます。
もちろんONLINEはβ版なので過信は禁物ですが、将来性を重視するなら魅力は大きいです。
さらに、価格よりも新しさや完成度を優先したい人にも相性が良さそうです。
7X EVOはB+COMらしい操作思想を引き継ぎつつ、ボイスコマンドやマグネットクレードルなど、使い勝手の面も強化されています。
すでにB+COMが好きで、次世代機を早めに使いたい人にはかなり刺さるモデルだと思います。
B+COM 7X EVOの特徴や変更点を先に確認したい方はこちら。
RESO PILOT PRO待ちが向いている人
RESO PILOT PRO待ちが向いているのは、まず価格差をしっかり見たい人です。
7X EVOが59,400円に対して、RESO PILOT PROは48,400円。
約1万円の差は小さくありません。
しかも最大30人、2,000m、無制限ネットワーク通信、急速充電など、表面的な数字だけを見るとかなり魅力的です。
また、発売後の評判を見てから決めたい人にも向いています。
7X EVOは先に発売されますが、ONLINEはβ版です。
新しい通信の仕組みは魅力が大きい反面、実際の使い勝手は発売後の声も見ておきたいところです。
その意味では、すぐ飛びつかずに比較対象としてRESO PILOT PROを待つ考え方も十分現実的です。
さらに、他社接続や汎用性も気になる人にもRESO PILOT PROは候補になります。
デイトナ公式は、DTシリーズとの接続に加え、他社インカムとの接続も可能と案内しています。
どこまで実用的かは今後の実機評価待ちですが、選択肢の広さに魅力を感じる人は多いはずです。
7X EVOを今すぐ選ぶ前に確認したい3つのこと
まず1つ目は、一緒に走る人のインカムが何かです。
これがいちばん大事です。
自分だけが新型に乗り換えても、周囲が従来のB+LINK機中心なら、思っていたほどスムーズに移行できない可能性があります。
2つ目は、使い方がソロ中心か、グループ中心かです。
ソロや2人中心なら7X EVOの導入ハードルはそこまで高くないはずです。
ただ、複数人グループでいつもの仲間と安定してつなぐことが最優先なら、接続方式の違いは無視できません。
3つ目は、新機能を優先するか、安定した評価を待つかです。
7X EVOの方向性はかなり魅力的ですが、ONLINEはβ版です。
この新しさを楽しみたい人には向いていますが、確実性を優先する人なら、発売後の評価や実際の運用例を見てからでも遅くないと思います。
よくある疑問
7X EVOはSB6XRやONEユーザーでも買って大丈夫?
買ってはいけないわけではありません。
ただし、従来のB+LINK通信と同じ感覚で考えない方が安全です。
公式では、7X EVOと従来モデルはユニバーサル接続を使う形と案内されています。
1対1では問題ない一方で、B+LINKの中にそのまま入るわけではありません。
7X EVOとRESO PILOT PROはどちらが初心者向き?
現時点の印象では、単純に「初心者向き」と断言しにくいです。
ただ、既存環境がない完全新規なら7X EVOはわかりやすい候補ですし、価格差や様子見を重視するならRESO PILOT PROも有力です。
初心者向きかどうかより、誰とつなぐ予定があるかで見た方が失敗しにくいと思います。
新型なら7X EVO一択と考えていい?
一択ではありません。
7X EVOはかなり魅力的ですが、既存B+COMユーザーほど接続方式の違いを確認した方がいいモデルです。
価格だけでなく、今の仲間とのつながり方まで含めて見た方が安全です。
発売直後に買うより少し待った方がいい?
これは使い方次第です。
新機能を早く試したいなら7X EVOは魅力的です。
一方で、ONLINEはβ版なので、安定性や実際の評価を重視するなら少し待つ判断も十分ありです。
まとめ|スペックより「誰とどうつなぐか」で決めた方が失敗しにくい
B+COM 7X EVOとRESO PILOT PROは、どちらも今かなり注目度の高い新型インカムです。
ただ、今回の2機種は単純なスペック勝負で決めるよりも、今の自分の接続環境に合うかどうかで見た方が失敗しにくいと感じます。
既存B+COMユーザーが多いなら、7X EVOは魅力的でも慎重に判断したいモデルです。
一方で、新しくグループを作る人や、今後の拡張性を重視する人にはかなり面白い選択肢です。
価格や発売後の評判、他社接続も含めて広く見たいなら、RESO PILOT PRO待ちも十分ありです。
最終的には、どちらがすごいかではなく、
一緒に走る人が何を使っているか
自分は何人で使うことが多いか
新機能を優先するか、安定した評価を待つか
この3つで考えるのがいちばん現実的です。
